自由民権運動 demand for democratic rights 2003 8 27
「板垣死すとも自由は死せず。」
日本において、自由民権運動の指導者、板垣退助の言葉です。
テレビ番組解説欄によると、こうあります。
歴史に残る名言を発した1882年4月6日に焦点を当てる。
官僚主導の政治を推し進める政府に対して、
板垣退助は、民衆が議員を選んで、国を運営する議会制の導入を訴えた。
しかし、政府は、板垣退助の活動を警戒して、
次々と、言論弾圧の条例を制定した。
歴史に残る名言が発せられたのは、そういう状況だった。
さて、今の日本。
板垣退助の決死の努力にもかかわらず、今の日本は、官僚主導の政治になってしまった。
自由を獲得するのは、困難で、
自由を維持するのも、困難である。
自由の価値を忘れるのも、早い。
しかし、自由の指導者は死すとも、自由の歴史は残る。